一才桜って知っていますか?
桜と言えば公園にあるような大きな樹木の桜をイメージする人が多いと思いますが、一才桜は小さな種類で、盆栽としても楽しめる桜なんです。
さすがに家に桜は植えられないよという人でも、ベランダなどで楽しむことができる可愛らしい桜の種類です。
一才桜の特徴
一才桜は桜の中でも特に花付きが良く、木が若いうちから開花を楽しむことができます。
秋ごろから蕾を付け始め(11月~3月)、春(4月)を迎えるとふっくらと薄桃色の綺麗な花を付ける桜です。
木自体は小ぶりでも大きな花を咲かせてくれます。
とても丈夫な品種ですが、とても水を好みますので、水切れには特に気を付けましょう。
一切桜の育て方
一才桜はとても丈夫な品種なので、初心者の方でも簡単に育てることができます。
置き場所
一才桜は、日当たりの良く、風通しの良い場所で育ててあげましょう。(植物全般に言えることですが。)
ただし、葉焼けで傷まないように日差しが強すぎる夏場の西日などは避けてあげるのが良いでしょう。
寒さにも強いので、基本的には冬でも戸外管理で大丈夫です。
水やり
一才桜はとても水を好みますので、水切れには十分注意してください。
土が乾いたら鉢底からあふれ出すように十分な水を与えてあげましょう。
基本的には1日1回の水やりで良いですが、乾燥する時期には朝晩2回の水やりが好ましいでしょう。
開花する時期は特に水切れに注意が必要です。
肥料
一切桜の肥料は、4月・5月・10月あたりに有機性の肥料(油粕など)を与えるのが効果的です。
4月に花が咲き終わった後には、開花で使った栄養分取り戻せるように必ず肥料を与えてあげてください。
しっかりと施肥してあげることで花付きも良くなります。
花がらや葉摘み
咲き終わった花や枯れている葉や変色している葉は丁寧に摘んで取り除いてあげましょう。
残しておくと害虫や病気の原因にもなるうえ、綺麗に取り除いてあげることで来年の花付きが良くなります。
枝の剪定
梅雨の時期になると花芽がでてくるので、剪定は4月~5月の開花が終わった時期に行うか、2月~3月に花芽がついている状態で行うのが良いでしょう。
- 新しい枝はそのままにし、生長が止まったら3節程度残して切り落とします。
- 根本や枝の下の方に付く余分な芽は摘んでください。
植え替え
植え替えは芽が生長し始める前の2月~3月に行うのが良いでしょう。
小さい一切桜の状態をキープしたい人は、植え替えの時に根をバッサリ切っておきましょう。
大きく育てたい人は、根を整えてあげる程度だ大丈夫です。
用土は目安として赤玉土4、腐葉土3、黒土3の割合でブレンドしたような土が望ましいですが、市販の用土でも十分育てることができます。
花付きをよくするコツ
一切桜の花付きを良くして毎年桜を楽しむには、春から夏の間にできるだけたくさんの日光と水を与えることが重要です。
少し葉が焼けるくらいにたくさんの日光を当ててあげる方がたくさんの花芽をつけくれます。
最後に
一切桜という、家で育てることのできる可愛いらしい桜を紹介しました。
3~4月に出荷量が増えているので、今年の桜として、また来年の春に楽しめる桜として育ててみてはいかがでしょうか。
1年越しにまた花を付けてくれた姿には感慨深いものがありますよ。