最近はオフィスグリーンという言葉が少しずつ浸透してきています。
それに伴ってオフィスに緑を取り入れる企業も少しずつ増えてきています。
でもなぜ、オフィスに緑を取り入れる企業が増えているのでしょうか。
本記事ではオフィスに花やグリーンを取り入れるとどんな効果が得られるのかを紹介します。
読みたいとこから
花やグリーンの癒し効果
まずはじめに言いたいのが、「花やグリーンの癒し効果は医学的に証明されている」ということです。
花やグリーンを見ることで何となく癒されるなぁと感じる人は多いと思いますが、その癒される感覚は決して錯覚ではなく、ちゃんと効果があるんです。
ストレスが軽減し、リラックスできる
花やグリーンの癒し効果は医学的に証明されており、交感神経(緊張の神経)の働きが25%も軽減し、副交感神経(休息の神経)の働きが29%も上昇します。
そのため、花やグリーンを身近に置くことにより、職場でのストレスや疲労を軽減してくれる働きがあります。
交感神経の活動 | 副交感神経の活動 | |
---|---|---|
花なし | 1.51 | 828.6 |
花あり | 1.13 | 1072.6 |
引用:千葉大学環境健康フィールド科学センター宮崎良文「花きに対する正しい知識の検証・普及事業パンフレット(農林水産省)」
空気を綺麗にしてくれる
オフィスの内装には、有害なホルムアルデヒドと呼ばれる成分が含まれている場合があります。
接着剤などについている、ホルムアルデヒドが少ない証明の「Fフォースター(F☆☆☆☆)」というマークも、含有量が0ではなく、決められた数値以下というだけで0ではありません。
グリーンはこのような微量な有害物質を吸収して綺麗にする働きがあります。
また、光合成により新鮮な空気も提供してくれますね。
湿度を調節してくれる
葉からの蒸散などで、グリーンを置くと室内の湿度が20%前後上昇すると言われています。
乾燥は風邪や体調不良の原因ともなりえ、特にオフィスは空調の影響で乾燥しがちです。
グリーンを置くことで、オフィスの乾燥を抑制してくれます。
作業効率のアップ
オフィスのグリーンで、従業員の作業効率がアップすると言われています。
イギリスの大学の報告書によると、グリーンを置くことで、社員の創造性や幸福度、生産性が大幅に高まるとされています。
より良い人間関係やスムーズなコミュニケーションを助けてくれます。
目の疲労の軽減、回復
これは有名ですが、グリーンには目の疲労を軽減させる効果があるんです。
現代では多くの人がパソコンと向き合う仕事をしていますよね。
ふと視線の先に観葉植物などがあると、目の疲労防止に効果的なんです。
花やグリーンを置く場所
花やグリーンはどんな場所においても活躍してくれますが、おすすめの置く場所を紹介します。
休憩スペースに
休憩室や化粧室、食堂などに置くことにより、よりリラックスして休憩することができるので、休憩の質を上げることができます。
また、パソコンに向かい続けた目を癒す時間にもなりますね。
会議室
長時間の会議など会議室では緊張する時間が長く、また、ストレスを感じることが多い場所です。
先ほど挙げた効果を発揮するのに絶好の場所なんです。
入口付近に
入口付近にグリーンを置くことにより、外から汚れた空気が入ってきても植物の持つ空気を綺麗にする働きで、社内の空気を綺麗にしてくれます。
また、来社した人にも良い影響を与えるので、会社自体のイメージもアップしますね。
パソコンの横に
1番長い時間を過ごす、自分のデスクのパソコンの横もグリーンが活躍する場所です。
目の疲れを癒し、作業効率もアップさせてくれるので、気持ちよく仕事をするのに一役買ってくれます。
ペットボトルで一輪挿し
大きな鉢植えなどは必要ありません。
ペットボトルを使った一輪挿しキャップが売られているのでそれを活用しましょう。
これさえあれば、もしペットボトルを倒してしまっても大丈夫ですね。
リラック効果の高いグリーン
効果の高いグリーンとして、ゴールドクレスト、ベンジャミン、パキラなどが挙げられます。
特にベンジャミンの効果が高いとされています。
ゴールドクレスト
室内で育てるのは少しコツがいりますが、葉色が明るい黄緑色で綺麗です。
ベンジャミン
明るい葉色が特徴で、観葉植物の中でもポピュラーな部類のです。
ひょろっとした幹からふんわりと丸くカットしてある葉がかわいいですね。
パキラ
観葉植物の定番の植物で、育てやすく、大きな葉が特徴です。
まとめ
オフィスに花やグリーンを置くと得られるメリットを紹介しました。
花やグリーンがあるオフィスと、ないオフィスでは社員の働きやすさや仕事効率に差が出てきます。
取り入れている会社は、単なるオシャレなアイテムとしてではなく、このような効果を期待しているのですね。
また、花やグリーンを取り入れている会社は、労働環境にも力を入れているというクリーンなイメージも持たれがちです。
多少の費用は掛かりますが、高い費用対効果を発揮してくれます。
ぜひぜひ導入を検討してくださいね。