【おすすめ】多肉植物の土6種類とブレンドの割合

多肉植物におすすめの土と配合

多肉植物は乾燥した環境を好むため、使用する土は水はけがとても重要になります。

水はけが悪い土で育ててしまうと根腐れを起こしたり、徒長して葉がパカーンと開いてしまいます。

市販の多肉植物用の土を購入して育てても良いですが、オリジナルのブレンドで自分の育てる環境に合った土を作ってみるのがおすすめです。

自分の環境にあった土を使うと育てやすく、綺麗に育てやすくなります。

そこで今回は、これまでの試行錯誤の経験から多肉植物の土としておすすめのブレンドを紹介します。

自分のブレンドした土だと、更に愛着がわいてくるんです。

多肉植物の土が必要とする条件

生物や植物にはそれぞれ過ごしやすい環境がありますよね。

おすすめの土の紹介の前に、まずは多肉植物にとって過ごしやすい土はどのような土かを説明します。

ブレンドして目指すのはどのような土かを説明していきますね。

知ってるよ!という人は、ブレンドするのにおすすめの土へジャンプ読んでください。

水はけが良い

多肉植物は乾燥に強くなるために葉の中に水分を溜めこむように進化した植物です。

乾燥した土地が前提で進化しているので、常に土が湿っているような状態では根腐れを起こしてしまいます。

そのため、多肉植物の土は基本的に乾いた状態で育てることが望ましく、「排水性が高い」「保水力が低い」「通気性が高い」つまり水はけが良い土(他の植物にとっては水はけがよ過ぎる)が多肉植物にとって好ましい土となります。

日本は湿気が多い土地ですので、特に注意が必要な条件です。

富栄養でない

多肉植物は本来、乾燥した肥料分の少ない痩せた場所に生息している植物です。

そのため富栄養の土や肥料のやり過ぎは、肥料焼けなどのトラブルとなる原因となります。

ただし、まったく栄養分が必要ない訳ではないので注意してください。

清潔である

多肉植物だけではなく、植物全般に言えることですが、清潔な土を使うにこしたことはありません。

土の中で雑菌が繁殖したりカビが生えたりと、多肉植物の生長を妨げることになりかねません。

また、多肉植物はどちらかというと生長の遅い植物です。

土の中に他の生長の早い種子などが混入されていた場合は、発芽した生長の早い植物に土の養分をもっていかれてしまうことがあります。

これらの理由から清潔である方が望ましいのです。

市販されている土はどうなのか?

ホームセンターなどで売っている普通の土(多肉植物用でないもの)はあまりおすすめできません。

(例えば、「花と野菜の土」や「観葉植物の土」等と書かれている土)

というのも、一般的な植物と多肉植物では要求する水分量が違うからです。

ほとんどの場合は多肉植物にとって水はけが悪すぎるということになります。

ですが、土をブレンドするのはハードルが高いなと思う人は、多肉植物用の土として市販されている土を購入するようにしましょう。

それでも中には、水はけが悪いなと感じるものもあったりするので、いくつか試してみるのがおすすめです。

中には、この土全然ダメじゃん…。という土もあるので気を付けてください。

ブレンドするのにおすすめの土6種類

ではでは、これまでにブレンドした経験から、 多肉植物の土としておすすめの土を紹介していきます。

特に絶対使うであろう赤玉土は硬質の方が断然おすすめなので、ぜひ使ってみてください。

硬質赤玉土

多肉植物の土としてだけでなく、植物の土として万能である赤玉土。

保水力と排水性と保肥力のバランスが良いとされています。

ただし、やはり多肉植物の土としては少し保水力が高いので、より崩れにくく、保水力の低い硬質赤玉土がおすすめです。

硬質赤玉土についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。

桐生砂

桐生砂は、硬くて崩れにくく水はけ抜群の砂です。

保肥力がないので、欄や山野草など多肥を好まない植物の向いており、同じく痩せた土地を好む多肉植物にはピッタリの土です。

桐生砂についてはこちらの記事に詳しくまとめてあります。

日向土

日向土は桐生砂と特徴が似ていて、硬く崩れにくく水はけが抜群です。

水はけが良すぎるため、ボラ土(役に立たない)とも呼ばれています。

日向土についてもこちらの記事にまとめてあります。

鹿沼土

鹿沼土はphが低い(酸性)で水はけの良いのが特徴です。

ガーデニングではメジャーな部類の土で、土質を酸性に傾けたい時や水はけの改善に使用されることが多い土です。

多肉植物の多くは、一般的な植物と同じく、弱酸性の土壌を好みます。

鹿沼土の詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。

ゴールデン粒状培養土

土の水持ちや肥料分の調整として、このゴールデン粒状培養土がおすすめです。

粒状のため通気性が良く、根腐れのリスクを抑えることができます。

今回おすすめしている土の中では養分を提供する役割を担っています。

くん炭

くん炭を入れることで、土質が酸性に傾きすぎるのを防ぎます。

また、多孔質のくん炭は微生物の住処となるためより自然に近い状態の環境を作り出すことができます。

炭を入れることにより、植物の生長が良くなります。

特に、多肉植物のような乾燥気味の痩せた土地では効果が高いようです。

水はけと保肥力を丁度良いバランスに調整してくれます。

多肉植物の土をブレンドする

おすすめの土として紹介した各土をブレンドする際の、基本的なおすすめの割合を紹介します。

水はけ第一で考えているので一般的によく紹介される腐葉土は使用してません。

育てる多肉植物によってお好みで調整してください。

一言で多肉といっても、水気を比較的好むものや好まないものなど様々だよね。

おすすめの割合

僕が実際にブレンドしてるのは大体で表すとこんな感じです。

硬質赤玉土2:桐生砂2:日向土1:鹿沼土1:ゴールデン培養土1:燻炭0.3

市販の土や多肉植物ショップの土ではカビが生えたりした時も、上記のような割合でブレンドした土にはカビもなく、多肉植物が健康に育ってくれています。

より良い割合を模索中ですが、今のところこんな感じの割合で落ち着いています。

各土のサイズについて

大きすぎるとスカスカになってしまうので、ある程度小さいもので揃える方が多肉植物の根張りが良いです。

ホームセンターでがそこまで小さいサイズを販売していないとこも多いので、ネットで買うのがおすすめです。

ただし、全ての土のサイズが一定ではなく、ある程度サイズにバラツキがあった方がより自然に近く、根張りも良いと感じます。

1サイズの赤玉土のみとかではなく、様々な土をブレンドすることによってより植物にとって好ましい土になるでしょう。

まとめ

多肉植物の土としてブレンドするのにおすすめの土と割合を紹介しました。

「こんな土もあったのか」と参考になれば嬉しいです。

自分好みの割合を見つけて、綺麗に多肉植物を育てましょう。

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