ロタラ ナンセアンの培養カップを購入し、育てていたのですが、どうやらポゴステモン デカネンシスだということが判明しました。下記内容のロタラ ナンセアンはポゴステモン デカネンシスと勘違いして育てています。記録のため、この記事は残しておきます。ポゴステモン デカネンシスについては下記の記事にて紹介しています。
ロタラ ナンセアンは尖鋭な葉の形と綺麗な緑の曲線で繊細な雰囲気を演出でき、
ロタラの中でも人気がでてきている美しい水草です。
ところが、こんな感じに茎が太くなって、なかなかの存在感を放つようになることがあります。
これはこれで綺麗なんですが・・・。
原因の考察をまとめましたので、参考になれば幸いです。
ロタラ ナンセアンについて
原因を考察していく前に、ロタラナンセアンについて再確認します。
ロタラ ナンセアンのイメージはこれ?
ロタラ ナンセアンを購入した人はこのような繊細で綺麗な状態をイメージして購入したのではないでしょうか。
ショップとかに並んでいるのもこのような状態だと思います。
これです。こうしたいのです。
このしなやかな感じがたまりません。
それに対してうちのナンセアンはなんてふてぶてしい・・・。
ロタラ ナンセアンの育成要件は?
よくネットなどでは比較的容易に育てられると記載されていることが多いと思います。
項目 | 条件 |
---|---|
光量 | 60cm 20W 3灯以上 |
CO2 | 無しでも可 1滴/3秒(60cm標準水槽相当) |
pH | 5~7 |
温度 | 20~28度 |
照明は強めを好み、水質は軟水が良いでしょう。
CO2は無しでも可とあり、初心者でも導入できるのが嬉しいですね。
生長速度早い方に分類されますが、生長速度はCO2の添加量に応じて変化します。
茎が太くなる原因について
それではここから、ロタラ ナンセアンが太くなってしまった原因について考察していきます。
育成環境について
ロタラ ナンセアンが太くなった環境はこちら
項目 | 条件 |
---|---|
水槽 | 60cm水槽 |
生体 | 魚:20匹 エビ:ヤマトヌマエビ3匹、ミナミヌマエビ??匹 |
床材 | 大磯砂利 |
CO2 | 1滴/4秒 |
照明 | アクロ TRIANGLE LED GROW 600 |
照明時間 | 7時間 |
施肥 | テトライニシャルスティック |
施肥量 | ミリオフィラム マトグロッセンセが白化すれば随時 |
カリウムと微量元素のためにテトライニシャルスティックを施肥していました。
投入タイミングは、カリウムが足りなくなると分かりやすい、ミリオフィラム マトグロッセンセが白化すれば随時与えていました。
これです。
生長は非常に早く、肥料分による状態の変化がわかりやすいので、肥料分の指標としても使う事が可能です。
なので、肥料不足ということはなかったかなと思います。
ロタラ ナンセアンも、特に白化することなく生長していました。
原因(と思われる)条件の発覚
同水槽には、ロタラ グリーンとロタラ sp Hraも植えていました。
これらも同じロタラであり、育成要件も似通っています。
ところが、ロタラ ナンセアンはふてぶてしく育っている一方、2つのロタラの調子は上がっていませんでした。
そこで、生長を速めるため、CO2の添加量を1滴/1秒に変更したところ、
他の2つのロタラが調子を取り戻してきた一方で、
ロタラ ナンセアンの茎がほんのり柔らかくなってきたのです。
そこで、気付きました。
ロタラ ナンセアンは元気にふてぶてしく育っていたんじゃなくて、好ましくない環境で頑張っていたから太くなってしまったんだと。
人間と同じく、過酷な環境で育ったロタラ ナンセアンは芯が太く育つようなのです。
ただ、ここまで太く育ってしまった茎は、すぐには細くならないようなので、しばらく、ピンチカットと切り戻しで様子を見たいと思います。