大磯砂利にパールグラスがおすすめな理由

大磯砂利にパールグラスがおすすめな理由

一般的に大磯砂利よりソイルの方が水草育成にはよいとされていますが、すべての水草に当てはまるわけではありません。

明るい緑色で繊細な雰囲気を演出してくれると人気の水草であるパールグラスも、実はソイルより大磯砂利の方が向いている水草なんです。

大磯砂利の水草水槽にはぜひ導入してもらいたい水草なので紹介します。

パールグラスからたくさんの気泡があがっている様子はとても綺麗です。

透明感のある緑の葉から気泡が上がっている様子は見惚れてしまうほど綺麗ですよ。

パールグラスについて

パールグラスの特徴を改めてみていきましょう。

パールグラスの育成要件

項目条件
光量60cm 20W 3灯以上
CO2無しでも可 1滴/3秒以上(60cm標準水槽相当)
pH6~7.5
温度20~28度
水質弱酸性 ~ 弱アルカリ性
硬度弱軟水 ~ 中硬水

成長速度がかなり早く、高光量でCO2を多く添加していれば一週間もすれば、トリミングが必要なくらい伸びることもあります。

そのため、肥料の要求も高く定期的な追肥が必要です。

パールグラスの特徴

パールグラスは節目から新芽を展開して上に向かって伸びていきます。

光量が高いと横に這う性質があり、その性質を利用して雪崩のように展開させることも可能です。

また、トリミングにも強い水草としても有名です。トリミングによって調子を崩すことも無く繰り替えしのトリミングにも耐えてくれます。

生長速度が早いということは、光合成も活発に行います。

CO2をしっかり添加するとどんどん気泡をあげて美しい光景を作り出してくれます。

大磯砂利に向く理由

パールグラスは大磯砂利の水槽に向いていると書きましたが、なぜ向いているかを整理します。

大磯砂利は硬度を上げる

先ほどの育成要件にもありましたが、パールグラスは他のメジャーな水草(ロタラなど)より硬度が高いほうが適しています。

大磯砂利に含まれるカルシウムやマグネシウムが溶け出すことによって硬度が上がりやすく、使い古したものでも、ソイルと違い硬度を下げることがありません。

したがって硬度が高めの方がよいパールグラスにとってはソイルより大磯砂利の方が適した床材といえます。

アルカリに傾くこともあるので注意

使い古した大磯砂利ではほとんどないとは思いますが、新品の大磯砂利に含まれている貝殻などが溶け出すことにより水質がアルカリに傾く可能性があります。パールグラスも一般的な水草も弱酸性の水質を好むため、ろ材などで弱酸性に保ってあげる必要がります。

固形肥料を追肥しやすい

パールグラスは肥料の要求がかなり高い水草のため、定期的な追肥が必要になってきます。

追肥には液体肥料と固形肥料の二通りの方法がありますが、パールグラスの要求量に合わせて多めの肥料を投入することで、水槽がコケまみれになる可能性もあるので、コケよりも有利に養分を吸収ができる床材に固形肥料を追肥するのがおすすめです。

ソイルでは、固形肥料を追肥する度にソイルが崩れないように注意が必要ですが、大磯砂利の場合はその必要がなくしっかりと追肥することができます。

耐久年数が長い

大磯砂利はソイルと違い、使用できる期間が圧倒的に長いため、長期的に水槽を維持したい人はソイルより大磯砂利を選択することが多いと思います。

パールグラスもまた、トリミングを繰り替えしてもいじけることなく成長してくれるので、長期維持が可能な水草です。

大磯砂利とパールグラスともに長期維持に向いているため、相性の良い水草といえるでしょう。

まとめ

以上のようにパールグラスは大磯砂利におすすめな水草なんです。

大磯砂利ではなくても砂利系の水槽には是非導入してみてください。

明るい綺麗な緑の茂みを作ってくれますよ。

大磯砂利の記事

大磯砂利についてはこちらの記事が参考になります。

【アクアリウム】大磯砂利のすすめ|メリットとデメリット

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