植物の用土に炭(くん炭)を混ぜると良く育つというのは知ってますか?
農作業でも土壌改良のために炭が使用されることがあります。
多肉植物の土にも炭をブレンドすることで様々なメリットを得ることができます。
今回は、多肉植物の土に炭(くん炭)をブレンドするメリットを3つ紹介します。
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炭(くん炭)をブレンドするメリット
多肉植物の土に炭をブレンドすることで、下記のメリットが得られます。
- 根張りが良くなる、根腐れしにくくなる
- 土を健康な状態に保つ
- 良い微生物が繁殖しやすくなる
それぞれのメリットについて詳しく考えていきます。
また、メリットは植物全般に言えることですが、くん炭の効果を最大限に発揮できるのは「乾燥地の酸性土壌で養分レベルが低く、粘土質の痩せた土か、保水性の低い砂土」と言われており、多肉植物の土にはピッタリなんです。
根張りが良くなる、根腐れしにくくなる
炭(くん炭)は多孔質のため保水性が高く含有する空気の量も多いので、多肉植物の根が好む環境を作りだすことができるため根張りが良くなります。
また、炭(くん炭)は排水性も高いため根腐れしにくくなり、ぶよぶよになって枯れてしまうのを防ぐ働きをしてくれます。
このように、炭(くん炭)は多肉植物の根にとって生長しやすい環境を作り出してくれます。
実際に、炭を混ぜてから多肉植物の調子が良くなったという方も多いのではないでしょうか。
土を健康な状態に保つ
多肉植物の土に限ることではありませんが、炭(くん炭)には有害物質を吸着する効果があります。
炭は消臭剤や防腐剤など様々な用途に使われてもいますね。
雑菌の発生を防いで、清潔な土を保つ働きが期待できます。
良い微生物が繁殖しやすくなる
炭(くん炭)は、アルカリ性で有機物を含まないので、植物の根の生長を阻害する微生物の繁殖を防ぎます。
また、多孔質なので酸素と水を保つことができ、植物の根が生長するのを助けてくれる好気性の微生物が繁殖しやすい環境を作ることができます。
少しイメージしにくいかもしれませんが、人間でいうところの乳酸菌のように、健やかな成長を助ける微生物の繁殖を促してくれるのです。
炭(くん炭)のデメリット
炭(くん炭)をブレンドすることで起こりうるデメリットも紹介しておきます。
入れすぎるとアルカリ性に寄りすぎる
多肉植物はほとんどが弱酸性の土質を好み、炭はアルカリ性の成分となっています。
そのため、アルカリ性である炭を大量にブレンドしてしまうと、多肉植物にとって好ましくない土質となり、生長しにくい土となってしまいます。
あくまでも土質を改善する補材としてブレンドしましょう。
保肥力が高いので注意
炭をブレンドする前から液肥などで多肉植物に肥料を与えていた人は少し注意が必要です。
保肥力が高いため、これまでと同じ量を与えると過剰な量となってしまう可能性があります。
多肉植物に与えている液肥は、もともとかなり薄いものだと思うのでそこまで気にする必要はないですが、念のため頭の片隅に置いておきましょう。
まとめ
多肉植物の土に炭(くん炭)をブレンドするメリットを紹介しました。
炭は多肉植物が健やかに育つ土を作るにはもってこいの素材なのです。
価格も安く手軽にブレンドできるので、使わない手はありません。
是非ブレンドしてみてください。