外部フィルターの細目フィルターパッドをメーカー標準品ではなく、市販のウールマットを使用している人は多いのではないでしょうか。
特に水草水槽などでは外部フィルターを用いることが多いですよね。
僕はエーハイム2213の細目フィルターパッドの代わりとしてウールマットを使用していました。
ただ、その後フィルターから「ジュルジュルジュル」とエア噛みするようになってしまったので、原因の考察と対応策をかいていきたいと思います。
外部フィルターにウールマットを使おうとしている人の参考になれば嬉しいです。
ウールマットにも種類がある?
一般的にウールマットは「濾過ウール」や「濾過マット」などの名称で販売されています。
メーカーそれぞれの呼び方の違いだけでウールマットはウールマットでしかない思っていたのですが、ウールマットの中にも種類があるみたいなんです。
例えば、これとこれ。
名称は「ろ過ウールマット」とほぼ同じなのですが全然違うものだと思いませんか?
前者は、固い感じでウールの目が少し粗く、後者はふわふわでウールの目が細かい感じがします。
エア噛みの原因について
僕が使用したのは、先ほどの例でいう後者のウールマット。
「ふわふわでウールの目が細かい」方のものでした。
今回のフィルターからの異音はこの「目が細かい」が原因となったようです。
しかし、ふわふわでウールの目が細かいウールマットを使ってもエア噛みしていない水槽はいくらでもあるはずなので、ウールマット自体には問題はないと思われます。メーカーもろ過フィルターとして販売しているくらいです。
水草水槽では注意が必要
水草が多くCO2をしっかり添加している水槽では、水草から気泡が結構あがっているはずです。
この気泡がフィルターに吸い込まれるのですが、ふわふわでウールの目が細かいウールマットは「目が細かい」ため、フィルターからうまく気泡が抜けなくなることがあるようです。
ふわふわでウールの目が細かいウールマットはCO2をしっかり添加している水草水槽との相性が悪いのだと思います。
エア噛みの対応策について
市販品のウールマットでどうにかしたかったので、
「ふわふわでウールの目が細かい」ものから「固い感じのウールの目が粗い」ウールマットに変更しました。
その結果、気泡がフィルターに吸い込まれるため、定期的にフィルターから空気が排出されますが、以前のような「ジュルジュルジュル」というような異音がほとんどしなくなりました。
気泡が抜ける程度には粗い方が、水草水槽には適しているようです。
まとめ
個人的な推測となっていますが、外部フィルターに市販のウールマットの使用を考えている方は、こんなことも頭の隅に置いて検討してはいかがでしょうか。
水草が少なく、外部フィルターに気泡が入ることはないという環境ではどちらでも大丈夫かもしれません。
そうではなく、外部フィルターに気泡が入ってしまう場合がある場合には、こちらの「固い感じのウールの目が粗い」ウールマットの使用をおすすめします。
根本的には、メーカー標準品を使用するのが一番ではありますが・・・。