水槽のエアーポンプ(ぶくぶく)の音って結構煩いですよね。
長年聞き続けているとほとんど気にならなく(麻痺して)なってきましたが、水槽を立ち上げた当初はエアーポンプの音が結構なストレスに。
エアーポンプの動作音と泡が弾ける音が原因で、大きな音になってしまいます。
でも実は、エアーポンプを使わなくても水槽内に酸素を供給することができるんです。
静かなエアーポンプ
【水作 水心SSPP-3S レビュー】静かで吐出量を調節できるエアーポンプ
読みたいとこから
エアーポンプ(ぶくぶく)なしでもOK!
実は、外部フィルターなどの排水の勢いを使って水面を揺らすことで、水槽内に酸素と二酸化炭素を供給することができます。
あのぶくぶくがないと、酸素が供給されなくて熱帯魚が死んでしまわないか心配かもしれませんが、大丈夫なんです。
実際、僕の水槽の一つはエアーポンプなしで管理していますが、ちゃんと生体は元気にしています。
ちなみにこちらの水槽は記事で紹介していた水槽で、エーハイム ナチュラルオーバーフローパイプを使って水流を上向きにしたいます。
30cmキューブのコリドラス水槽にエーハイム2213を設置。
水槽に酸素はどのように供給されるか
水槽内の酸素は、空気と触れ合っている水面で溶け込み、水流に乗って水槽内全体に酸素が行きわたります。
原理としては、
水中で、生体や植物によって酸素が消費され、二酸化炭素が排出される
空気に触れている水の酸素や二酸化炭素量が均衡した状態(1番自然な状態)に戻る。
上記の酸素と二酸化炭素の流れを繰り返す。
となっており、いかに酸素が少なく、二酸化炭素が多い水を水面で空気と触れ合わせるかが大事なんです。
エアーポンプ(ぶくぶく)を使う理由
じゃあエアーポンプ(ぶくぶく)を使って何のために使っているかのか。
ぶくぶくを使う主な理由は、
- 水槽内に適度な水流を発生させる
- 水面を揺らす(溶存酸素量を増やす)
- 水面を油膜を散らす
であり、あのぶくぶくの泡自体は、酸素を供給するのが目的ではなく、
酸素が減った水を水面へ移動させ、かつ、水面を波立てて空気と触れ合う表面積を増やして酸素を取る込む量を増やすということが目的なんですね。
水面を揺らしてエアレーションする
ぶくぶくをせずに水面を揺らしてエアレーションする場合は、下記の点に注意しておきましょう。
水流は水面方向に
いかに水面を揺らすかが重要なポイントとなるので、フィルターから排出される水を水面方向に向けるようにしましょう。
外部フィルターの場合は、ナチュラルフローパイプを使うのがおすすめです。
水面の揺れは大きければ大きいほど良い
水面の揺れが大きければ大きいほど表面積が増え、減った分の酸素を取り込むことができるので、できるだけ水面は大きく揺らしましょう。
つまり水流は多少なりとも強めな方が良いです。
フィルターなどを定期的に掃除して、水流が極端に弱くなった状態にしないよう注意が必要です。
水流が全体に行き渡るように
水面で酸素を取り込んだ水が、水槽全体に行き渡るようにしなければ、
酸素が減った水に酸素が多い水で置き換えることができない場所が生まれます。
水流は水槽内全体に行き渡るように、水がずっと留まる箇所を作らないようにしましょう。
おわりに
エアーポンプなしでも水槽内に酸素を供給できる方法を紹介しました。
もちろん、しっかりとぶくぶくを使ってエアレーションする方が望ましいですが、フィルターの水流だけでも、エアレーションすることは可能です。
エアーポンプによってもうるささが結構変わりますので、今のエアーポンプがうるさいなら、試してみてください。